〒814-0001 福岡市早良区百道浜3-7-1
TEL:092-852-0600(代表)

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2019年03月29日

福岡市総合図書館メールマガジン(2019年4月号)

福岡市総合図書館
メールマガジン(2019年4月号)
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 こんにちは。ももち浜子です。
 「平成」も今月で終わりですね。寂しいような、でも新しい年号も待ち遠しいような複雑な気持ちです。みなさんはいかがでしょうか?
 それでは、図書館の旬な情報をお届けします。
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《もくじ》
1.図書館おでかけガイド【紀要】
2.イチオシ情報
(1)今月の一冊『おにぎりと日本人』
(2) 4月のシネラ
1)「レスター・ジェームス・ピーリス監督とスリランカ映画」
2)「ぴあフィルムフェスティバルin福岡」
(3)お楽しみイベント
1)中庭ガーデニング参加者募集
2)アフタヌーン「篠笛」コンサート
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1.図書館おでかけガイド
【紀要】(きよう)
 「紀」は「記録する。整理する。」、「要」は「まとめる。大切なところ。」という意味。
 「紀要」は「大切なところを整理してまとめた記録」ということになりますが、特に、研究論文や調査報告書などを載せた定期刊行物が「紀要」と呼ばれています。
 中央階段をあがって直ぐ北側に専門コーナーがあります。総合図書館でもいろいろな研究をしていて、研究報告書を「研究紀要」という名前で毎年、発行しています。
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2.イチオシ情報
(1)◆今月の一冊◆
『おにぎりと日本人』 増淵敏之/著 洋泉社 2017年12月出版
 4月になり、自炊をはじめられる方も多いのではないでしょうか。彩り豊かなおかずもいいですが、「おにぎり」に注目してみるのはいかがでしょう。
 本書ではおにぎりの歴史にはじまり、おにぎり・おむすびの呼称の違いや三角型・丸型・俵型など形の違いを地域性をふまえて紹介するとともに、おにぎりの未来についても考察しています。
 慣れ親しんだおにぎりですが、読後には自分で握るおにぎりも一味違ったものになるかもしれません。
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(2)◆4月のシネラ◆
1)◇「レスター・ジェームス・ピーリス監督とスリランカ映画」◇
 4月3日(水)から21日(日)までは、総合図書館が収蔵する作品で、昨年亡くなったスリランカ映画の巨匠ピーリス監督をはじめとするスリランカ映画の特集を行います。
今回の月のおススメ映画は「運命線」です。
■村の少年セーナは、病気を治す能力があると有名になるが、父親はそれを利用して金儲けを企む。レスター・ジェームス・ピーリス監督の最初の劇映画で、スリランカ映画の分岐点といわれる記念碑的作品です。
その他の作品を紹介します。
■マーティン・ウィクラマシンハの小説「変わりゆく村」3部作の第2部を映画化した「変革の時代」
■成功した実業家の家族が次第にばらばらになっていく様が悲哀をもって描かれる「日が沈むところ」
■チェーホフの戯曲「桜の園」を翻案した、崩壊した家族制度や没落した貴族の悲哀が描かれる「湖畔の邸宅」
■仏教国としての美しさと情緒があふれ、母親の孤独と哀愁、母親を心配し悩む子供たちの姿を描く「母」
■スリランカ初の女性監督であるスミトラ・ピーリス監督が、家族のため献身的に犠牲となる娘を描く「長女」
■一貫して女性をテーマとするスミトラ・ピーリス監督が、未婚で妊娠した主人公の精神的な自立を描く「マザー・アローン」
■アダムとイブの園を連想させる物語で、年齢の離れた夫婦の心の葛藤が繊細な映像で描かれる「散歩の園」
■シンハラ人とタミル人の間で内戦状態となった社会背景を描き、平和を希求する「サロージャー」
■スタインベックの小説「真珠」を翻案した、歯切れのよい演出でエンターテインメント色の強い「告白」
■追い払おうとした僧侶に諭される、仏教国の思想がよく表れた作品で大ヒットした「太陽のジャングル」
■左翼勢力と政府の武装闘争により、内紛の犠牲となった人々を追悼する「流れに逆らって」
■引退していたが再び脚光を浴びた女優を、映画同様に引退していた大女優のマーリニー・フォンセーカが演じる「夢の花びら」
■海外での暮らしに憧れ、ハンドボールのナショナルチームをでっちあげる。ドイツで実際に起きた事件をもとにしたコメディ映画「マチャン/大脱走」
2)◇「ぴあフィルムフェスティバルin福岡」◇
 4月27日(土)から30日(火・休)までは、第40回ぴあフィルムフェスティバル入選作を上映します。
PFFアワードグランプリ作品は、記憶が欠落する病の少女が幼なじみを探すロードムービー。工藤梨穂監督の「オーファンズ・ブルース」です。
その他の作品を紹介します。
■近未来、人間の生と死から輪廻転生まで感じさせるSF。俳優達の演技も味わい深い「カルチェ」
■平凡な主婦が突如脱日本&脱日常宣言。その体験が家族の食卓に変化をもたらす「貴美子のまち」
■愛されキャラの先に現実逃避社会への皮肉も読み取れるシュール・アニメーション「モフモフィクション」
■漠然とした将来への不安から未来像を描けない。それぞれの「愛」と「I」が錯綜する「小さな声で囁いて」
■中国の農村部。のどかな風景に隠された村の厳しい現実とは?子どもたちが漏らす切ない願い「山河の子」
■フィクションとノンフィクションを往来する自分語りと客観的自己分析による、リアルな肖像「19歳」
■アートの力を信じるクリエイターと、夢を諦めない人々への賛歌「ある日本の絵描き少年」
■最強の武術家を目指す主人公が無敵の改造人間に挑む、アクション×スプラッター×80年代青春ドラマの融合「一文字拳 序章-最強カンフー少年対地獄の殺人空手使いー」
■富士山の麓で庭の手入れを無心でしながら、起きた出来事を振り返る。現代女性の心の再生物語「わたの原」
■大人の勝手な都合に翻弄される子どもの傷心と怒り。実体験の告白でもある「すばらしき世界」
■失って気づくパートナーの存在の大きさ。そして一人になった男の心のつぶやきが切ない「シャシャシャ」
■河川敷を散策する男女をユーモアたっぷりに描く3話のショート・ストーリー「川と自転車」
■朝ドラ女優の顔も持つ監督が自身の体験から綴った、時を共有できなかった「あなた」への想い「最期の星」
■存在意義を見出せない人間の苦しみを伝える一方で、それを優しく肯定する現代劇「からっぽ」
■デジタル映画と期限切れの8ミリに刻印された元義母との追憶のメモリー「愛讃讃」
■平穏な片田舎に少女失踪事件が発生。多感な思春期の心に何かが宿り、乱れていくミステリー「シアノス」
■喜劇仕立てながら実は王道の男の友情劇。感動のフィナーレが待つ「Good bye, Eric!」
[詳しくはこちらへ] (外部サイト)
http://www.cinela.com/
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(4)◆お楽しみイベント◆
*いずれも参加無料
1)◇中庭ガーデニング参加者募集◇
 フラワーシティ福岡の取り組み「一人一花」運動の一環として図書館の中庭でガーデニングを開催します。
 福岡市グリーンコーディネーターの指導のもと、草花の植替えを行います。春の元気あふれる草花のパワーに触れてみませんか!
▽日時:4月21日(日)11:00~
▽会場:総合図書館1階 閲覧席入口横の中庭
▽持ってくるもの:必要な用具類は図書館が準備します。身軽な服装でご参加ください。
▽申込み方法:来館、電話、E-mailで「よかたい図書館共同事業体」まで。
[来館] 総合図書館1階「総合案内」
[電話] 092(852)0600(総合図書館代表)
[E-mail] yokatai@tbknet.co.jp
※当日の飛び入り参加も歓迎します。
※総合図書館ガーデニングボランティア会員を募集します。
 年間をとおして、ガーデニングや花々に関連したワークショップ(ハーブ盛鉢作り・ホウキ草のほうき作り)、また、花に係る講座等を開催する予定です。
 グリーンコーディネーターの経験豊富な知識を習得し、花々に親しんでみませんか。
▽申込み方法:「中庭ガーデニング」と同じ
2)◇アフタヌーン「篠笛」コンサート◇
 日本古来の素朴な横笛(篠笛)の演奏をお届けします。
 篠笛は篠竹(しのたけ)とよばれる細めの天然の竹で作られている楽器です。
 年齢を問わず楽しめる曲を演奏予定です。西洋の楽器とは一味違う日本の古典楽器の優美な音色を、間近で聴くことができる良い機会ですので、是非お越し下さい。
▽日時:4月28日(日)13:00~13:40
▽場所:総合図書館エントランスホール
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また来月お会いしましょう。
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