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施設 | 福岡市総合図書館 |
開催場所 | 総合図書館 2階 |
「不条理」とは“理屈に合わないこと”や“馬鹿げたこと”を意味する一般的な言葉で、ヨーロッパ文学では古くから様々な形で現れていますが、20世紀的な文学形象はカフカの作品により成立し、二度にわたる世界大戦の物心両面の荒廃を通して頂点に達しました。
既存の価値観が崩壊し、生きる意味や目的を奪われた人間の世界に対する認識の在り方として、カミュの作品以降、「不条理」は文学史上重要な概念となりました。
今年は7月にカフカ生誕140周年、また今月11月にカミュ生誕110周年を迎えます。これにちなみ今月は不条理をテーマに資料を紹介します。