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施設 | 福岡市総合図書館 |
開催場所 | 総合図書館 1階 |
ハンセン病は「らい菌」に感染することで引き起こされる感染症の一種です。らい菌を発見したアルマウル・ハンセンにちなんで「ハンセン病」と呼ばれています。らい菌は発症させる力が弱く、菌が体の中に入っても多くの場合は免疫機能により発症することはありません。
1941年、アメリカでハンセン病治療に有効な薬「プロミン」が発見され、ハンセン病は治療できる病気になりました。ところが日本では1996(平成8)年に「らい予防法」が廃止されるまで強制隔離が続きました。国の間違ったハンセン病対策で、恐ろしい伝染病であるとの誤った認識が浸透し、患者、元患者の方々だけでなく家族の方々も人権侵害に苦しみました。
偏見や差別は今もなくなっていません。私たちひとりひとりがハンセン病問題について正しい知識を得て理解を深めていきましょう。