福岡市総合図書館
メールマガジン(2018年6月号)
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こんにちは、ももち浜子です。
昨年の梅雨入りは、遅くて20日頃でしたが、今年は早々に梅雨入りしましたね。
読書にはぴったりの季節です。ぜひ、図書館にお出かけください。
それでは、今月も図書館の旬な情報をお届けします。
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《もくじ》
1.図書館おでかけガイド 【国連寄託図書館】
2.イチオシ情報
(1)今月の一冊 『守教(シュキョウ)上』
(2)文学&文書
歴史的公文書展示「昭和の福岡市再開発事業」
(3) 6月のシネラ
1)イラク映画特集
2)松本俊夫監督特集
(4)お楽しみイベント
1)茶のくに八女フェスタ
「お茶の淹れ方教室」
「抹茶挽き体験」
「ほうじ茶作り体験」
「八女物産展」
2)ステンシル制作教室
3)マンドリン アフタヌーンコンサート
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1.図書館おでかけガイド
【国連寄託図書館】(こくれんきたくとしょかん)
国連が、刊行する資料を寄託し、一般公開しているところを「国連寄託図書館」といいます。
世界に約400カ所、日本には14カ所あり、九州地方では総合図書館のほか2カ所。
総合図書館では「九州国連寄託図書館」という名称です。福岡市民図書館の時に九大から移ってきました。
ニューヨークまで行かなくても、国連総会、安全保障理事会の公式記録などが読み放題。ただし、英語ですが。
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2.イチオシ情報
(1)◆今月の一冊◆
『守教(シュキョウ)上』 帚木 蓬生(ハハキギホウセイ)/著 新潮社 2017年9月出版
九州・筑後川近くの今村という所にキリシタン信者達がいた。
戦国期キリシタン大名の統治時代から信仰が始まり、時代や権力者は変わり続け三百年余の禁教時代となっても、彼らは何世代もの間おびえながらも秘めて信仰を続けた。この本は、福岡の隠れキリシタン小説である。
世代を超えて教えを守り続けた人々の強さに感動を覚えます。
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(2)◆文学&文書◆(ぶんぶん)
◇歴史的公文書展示◇
「昭和の福岡市再開発事業」
福岡市では快適で安全な都市環境づくりのために、昭和の時代に市内5地区(清川1丁目・西新・高宮・千代・渡辺通)で再開発事業が行われました。この再開発事業について公文書やパネル等で紹介します。
▽会期:6月1日(金)~7月1日(日)
▽会場:総合図書館2階「文書資料室」
[詳しくはこちらへ]
http://toshokan.city.fukuoka.lg.jp/events/detail/1191
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(3)◆6月のシネラ◆
1)◇「イラク映画特集」◇
1980年代から続くイラクの戦乱は、サダム・フセイン大統領の政権が崩壊し、一端は終結したように思われました。しかし、強大な権力が消失したイラクの中では、イスラム教の宗派対立、連綿と続くクルディスタンの民族問題、そして、ISILの勃興・衰退と、様々な争いが芽吹いて、平安な時代はなかなか到来しません。
今回は総合図書館が収蔵している、21世紀になってから創られ、クルドの民族問題に焦点を合わせたイラク映画を特集します。
おすすめの作品は「国のない国旗」。実在のクルド人パイロットと、アメリカで活躍するクルド人歌手の物語を、ドラマとドキュメンタリーを織り交ぜて作られています。既にISILとの戦いは始まっており、彼らと戦うクルド人達の現状、国を持たないクルド人の想いを圧倒的迫力で描いた作品です。
2)◇「松本俊夫監督特集」◇
昨年亡くなった実験映画の巨匠・松本俊夫監督の特集を行います。
松本監督は、PR映画「銀輪」(1955)で監督デビューした後、雑誌で理論家として活動しながら、「安保条約」「西陣」などのドキュメタンリー映画を作りました。松本プロダクションを設立した後、「薔薇の葬列」などの劇映画と並行しながら、「アートマン」などの実験映画を多数制作して、実験映画やヴィデオアートを牽引する存在となりました。
80年九州芸術工科大学教授、85年京都芸術短期大学教授、91年京都造形大学教授、99年日本大学芸術学部教授に就任して、後進の指導に熱心であり、影響を受けた映像作家は多い。2017年腸閉塞により死去。映像作家、監督としてだけでなく批評家、教育者として日本を代表する映画人の一人でした。
なお、6月17日(日)の14時から、「松本俊夫の時代」と題して、筒井武文氏(映画監督・東京藝術大学教授)と、伊藤高志氏(映像作家・九州産業大学教授)による対談を行います。対談は有料で、15時からの「映像の発見―松本俊夫の時代第Ⅳ部 実験映画篇」とセットとなっています。
[詳しくはこちらへ](外部サイト)
http://www.cinela.com/
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(4)◆おたのしみイベント◆
1)◇茶のくに八女フェスタ◇
▽日時:6月10日(日)10:30~16:30
▽会場:エントランスホール(お茶の淹れ方教室のみ3階第2会議室)
大好評だった茶のくに八女フェスタを今年も開催!
かわいい八女市のマスコット「みどりちゃん」も来ます。
★お茶の淹れ方教室★
普段飲んでいる煎茶を、よりおいしくいただくことができる淹れ方教室。ポイントは「水」と「温度」、同じ茶葉でも淹れ方ひとつで味が変わりますよ!
日本茶インストラクター(茶ムリエ)が丁寧に指導いたします。
▽定員:1回目11:00~11:30 30名
2回目14:00~14:30 30名
▽参加費:300円(お茶菓子付き)
▽申込み方法:来館、電話、E-mailで「よかたい図書館共同事業体」まで。
[来館] 総合図書館1階「総合案内」
[電話] 092(852)0600(総合図書館代表)
[E-mail] yokatai@tbknet.co.jp
★抹茶挽き体験★(1人20分程度)
購入したてん茶を石うすで挽いてお抹茶を作ります。
挽きたてのお抹茶は、どんな味かな?その場でたてて、飲むことができます(お菓子付)。
抹茶のみのお持ち帰りもできます。
▽定員:50名
▽参加費:500円
▽申込み方法:当日、開催場所にて受付。
★ほうじ茶作り体験★(1人10分程度)
購入した茎茶を焙じてほうじ茶を作る体験コーナー。茎茶がだんだん茶色に変わっていく様子も楽しめます。一人ひとりできあがりの色が違うのも面白いですよ。焦がさないように注意して・・・お子様は大人の方と一緒にチャレンジしてみてください!
お持ち帰り用パッケージ付、お土産にもおすすめ。
▽定員:50名
▽参加費:300円
▽申込み方法:当日、開催場所にて受付。
★八女物産展★
冷茶の無料試飲、お茶を使ったお菓子や饅頭、新鮮野菜を販売。
なお、物産展売上金額の一部は、北部九州豪雨災害の朝倉市図書館へ寄付します。
2)◇ステンシル制作教室◇
ステンシルとは、絵や文字を切り抜いたプレートを木材や布地に当て、その上から好きな色の塗料をスポンジで叩いたりして色付けし、オリジナルのデザインを楽しむ技法。
その手法で、図書館で借りた本を入れるあなただけのオリジナルトートバッグを作りませんか?スタッフが丁寧に指導します。
なお、参加費はすべて、北部九州豪雨災害の朝倉市図書館へ寄付します。
▽日時:6月24日(日)
1回目10:30~12:00
2回目13:30~15:00
▽会場:エントランスホール
▽定員:各10名
▽参加費:500円
▽申込み方法:「お茶の淹れ方教室」と同じ
3)◇マンドリン アフタヌーンコンサート◇
百道浜校区にお住まいで、学生時代よりマンドリン・ギター合奏を続けてこられた女性カルテット「ピアンタ」。うららかな昼下がり、マンドリンの優しい音色が響きます。
▽日時:6月24日(日)12:00~12:40
▽会場:エントランスホール
▽参加費:無料
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また来月お会いしましょう。(も)
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