福岡市総合図書館
メールマガジン(2018年12月号)
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こんにちは、ももち浜子です。
いよいよ今年もあと1か月。総合図書館エントランスホールにはこども図書館のイベントに合わせてクリスマスツリーが登場します。
それでは今月も旬な情報をお届けします。
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《もくじ》
1.図書館おでかけガイド 【郷土・特別資料室】
2.イチオシ情報
(1)今月の一冊 『ロケットガールの誕生:コンピューターになった女性たち』
(2)市民文化講座 「クリスマスのホントのはなし。~ローマ法から見たキリスト生誕」
(3)文学&文書
1)郷土資料展示 「明治時代の福岡」
2)福岡市文学館企画展 「青春の光芒―矢山哲治と文芸雑誌「こをろ」」
(4)12月のシネラ 「総合図書館が収蔵する「インド映画」の特集」
(5)お楽しみイベント
1)全国高等学校ビブリオバトル福岡県大会
2)しめ縄作り体験教室
3)一箱古本市
4)クリスマスツリー及びイルミネーション装飾
5)クリスマスオーナメント募金
6)冬フェスタ
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1.図書館おでかけガイド
【郷土・特別資料室】(きょうど・とくべつしりょうしつ)
総合図書館1階の中央階段を上って、左奥に郷土福岡に関する資料を集めたコーナーがあります。
一角のガラス張りの部屋には貴重な歴史資料が集められていて、福岡のまちの歴史を探ることができます。連日、郷土の歴史研究家の方などが利用されています。
郷土資料のレファレンスカウンターでは、専門職員が皆さまのご利用をお待ちしています。
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2.イチオシ情報
(1)◆今月の一冊◆
『ロケットガールの誕生:コンピューターになった女性たち』
ナタリア・ホルト/著 秋山 文野/訳 地人書館
冷戦下のソ連と激しい宇宙開発競争を繰り広げていたアメリカで、ロケット開発を支えてきた女性コンピューターたちがいた。当初、「コンピューター」とは機械ではなく「計算する人」だったのだ。道具は紙と鉛筆と頭脳だけ。全世界を感動させた数々の宇宙探査は、彼女たちの存在なしには実現しなかった。逆境や困難に負けず、前へと進んでいった彼女たちのパイオニア精神に感銘を受ける。
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(2)◆市民文化講座◆
「クリスマスのホントのはなし。~ローマ法から見たキリスト生誕」
キリストはなぜ厩で生まれたのでしょう?なぜ誕生日が12月25日と定められているのでしょう?そんな疑問を、九州大学教授 五十君麻里子氏が、キリスト教の観点ではなく法学の観点からお話しします。
▽日時:12月15日(土)11:00~12:00
▽会場:総合図書館3階「第2会議室」
▽定員:40名(先着順)
▽参加費:無料
▽申込み方法:来館、電話で総合図書館まで。
[来館] 総合図書館2階「レファレンスカウンター1」
[電話] 092(852)0632
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(3)◆文学&文書◆(ぶんぶん)
1)◇郷土資料展示◇
「明治時代の福岡」
今年は「明治150年」。みなさんが知識として知っている「明治時代」と、実際での福岡の暮らしは同じだったのでしょうか。明治に関する本をいろいろ集めました。本の中の「明治時代の福岡」に、タイムスリップしてください。
▽会期:12月1日(土)~2月27日(水)
▽会場:総合図書館2階「郷土・特別資料室」
2)◇福岡市文学館企画展◇
「青春の光芒―矢山哲治と文芸雑誌「こをろ」」
総合図書館1階ギャラリーで開催中の企画展の関連イベントとして、ギャラリー・トーク(学芸員による展示解説)を開催します。企画展の見どころを学芸員がご紹介します。ぜひご参加ください。
▽日時:12月8日(土)14:00~14:30
▽会場:総合図書館1階「ギャラリー」
▽定員:10名(先着順・申し込み不要)
[詳しくはこちら]
http://toshokan.city.fukuoka.lg.jp/events/detail/1405
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(4)◆12月のシネラ◆
1)◇総合図書館が収蔵する「インド映画」の特集◇
「ムトゥ踊るマハラジャ」が公開されてから20年、昨年から続く「バーフバリ」シリーズの大ヒットによって、日本ではふたたび「インド映画」に注目が集まっています。
いまや、アメリカのハリウッドをモジって「ボリウッド」と呼ばれるほどに興隆しているインド映画の創成期である1950年代から、2010年までの良作を集めました。
今回の月のおススメ映画は「神の戯れ」です。
けっして暇を持て余した神々の遊びを描いている訳ではなく、シェークスピアの「オセロ」を下敷きにして、過激なダンスや大焚火への突貫が行われる民族芸能テイヤムの世界を背景として描き上げた、緊迫感のある傑作です。
その他の上映作品を紹介します。
■大都会にやって来た主人公がいかさま賭博の仲間にされてしまう。チャップリンを思わせる出で立ちなどコメディ的な「詐欺師」。
■地方の寒村の貧しい一家の悲劇的な出来事を歌も踊りもなく淡々と描く。インド映画の巨匠サタジット・レイのデビュー作で、インド映画を世界に知らしめた傑作「大地のうた」。
■次作のヒロインを探していた主人公は、出会った女性と次第に惹かれ合っていく。50年代を代表するグル・ダット監督の自伝的作品と言われている「紙の花」。
■田舎の村にやって来たサーカスに子供たちは驚きと歓喜の表情を浮かべる。簡単な物語を含んだドキュメンタリーであり、詩情が溢れる「サーカス」。
■主人公はその才能ゆえに疎まれて、自分の殻の中に閉じこもっていく。黒沢明監督の「羅生門」をヒントにした知的な構成の「モノローグ」。
■勉強に疲れて学校に行くのが嫌になった主人公は家出して田舎の祖父の家に向う。過度な教育熱の中で、忘れられているものを優しく描いた「ぼくの家出」。
■ゴム農園を持つ老夫婦は、アメリカに住む一人息子に住む家を売り払われ、老人ホームに行くように言われる。このような悲惨な状況が誇張ではなく、多くの取材を基にした事実であると言われる「悲哀」。
■死刑執行人を務める主人公は、処刑した男が無実だったのではという疑念に捕らわれていく。神に近い存在も普通の人間という現実から、死刑に対する罪の問題を描く「シャドー・キル」。
■7歳で両目を摘出しなければならなった主人公の手術への不安を、周りは取り除こうと努力するが、手術の日が延期になってしまう。実話を基にした感動作「ひと呼吸」。
■悪天候のため飛行機に乗れなかった主人公は、同室になった男と一緒に陸路で目的地を目指す。悪戦苦闘する二人の旅を、歌と踊りをふんだんに盛り込んで描いた「愛は至高のもの」。
■南インドを舞台に、テネシー・ウィリアムズの「ガラスの動物園」を翻案した作品。出口のない現実の中で起きる悲劇が端正で繊細な映像で綴られていく「へだたり」。
■大学教授を退職後、認知症の兆候が現れはじめた主人公は、ガンディーを殺したという妄想に取りつかれる。第一回福岡観客賞を受賞した傑作「私はガンディーを殺していない」。
■主人公は大のサッカーファン。ペルシャ系インド人パールシーのコミュニティをコミカルに描き、テンポの良い展開と漫画を取り込んだ娯楽作品「僕はジダン」。
■小説家志望の主人公は手紙の代筆業を始めるが、ある日好きだった女性がやって来る。携帯電話もメールも使えるのに字を書けない問題を皮肉り、軽妙な語り口とコミカルな物語の「ようこそサッジャンプルへ」。
■主人公はカシミールの分離・独立運動に加わろうとするが拒否される。テロ等の問題に揺れる『真のカシミールの姿を伝えたいと』映画化された「カシミールの秋」。
■田舎町にすむ主人公は、学生時代に日本女性との文通を始める。やがて、主人公に結婚の話が来た事を知った女性は・・・。夢を見るような純粋でプラトニックなラブストーリー「妻は、はるか日本に」。
2)◇アジア映画収蔵資料コレクション展「インド映画ポスター集」◇
映像ホール・シネラの「インド映画特集」に併せて図書館で収蔵しているインド映画のポスターを展示。
▽会期:12月1日(土)~12月24日(月・祝)
▽場所:総合図書館1階「展示ショーケース」
▽観覧料:無料
3)◇こんにちはシネラです◇
福岡アジア美術館「闇に刻む光―アジアの木版画運動 1930s-2010s」展 協力企画
▽日時:12月9日(日)11:00~「浄土アニャン」(韓国2010年 デジタル モノクロ&カラー102分)
14:00~「クルドサック」(インドネシア1998年 デジタル カラー 99分)
▽会場:福岡アジア美術館「あじびホール」
▽観覧料:500円(大人) 400円(大学生・高校生) 300円(中学生・小学生)※定員制。各回入れ替え制。
[詳しくはこちらへ](外部サイト)
http://www.cinela.com/
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(5)◆お楽しみイベント◆
1)◇全国高等学校ビブリオバトル福岡県大会◇
2019年1月20日(日)東京よみうり大手町ホールで開催される「ビブリオバトル第5回全国高等学校大会」の福岡県大会を総合図書館で開催します。
福岡県大会のチャンプ本紹介者は全国大会への出場権を獲得します
バトラーは福岡県内の各高等学校より代表1名が選出され、今回は15高等学校の皆さんが参加します。
観戦は自由参加です。高校生のアツい書評合戦をぜひ、応援ください。
▽日時:12月1日(土)予選10:30~13:20、決勝・表彰式14:30~15:40
▽場所:予選及び決勝ともに総合図書館3階「会議室」
▽参加費:無料
※2)3)4)5)6)いずれも会場はエントランスホール。
2)◇しめ縄作り体験教室◇
お正月の飾りとしての縁起物、一年の感謝と来年への気持ちを込めてしめ縄を手作りしてみませんか?
わらを編んでしめ縄を作ったり、あらかじめ編んであるわら縄から簡単に作ることもできます。実演も行います。
▽日時:12月16日(日)10:30~14:00
▽定員:70名(先着順)※申込み不要
▽参加費:200円(全額朝倉市図書館の支援金として寄贈)
3)◇一箱古本市◇
一日だけの古本屋さんに、なってみませんか?
家に眠っている本や、読み終わってしまった不要な本を、一箱古本市で販売します。一日店主さんとして、屋号をつけたり、売り方を工夫したり、お客様との会話を楽しんだり・・・(売上の一割は朝倉市図書館の支援金として寄贈)
▽日時:12月16日(日)10:30~15:00
▽参加費:無料
▽応募店数:7店
▽応募資格:個人・家族・グループ(店主は中学生以上。中学生のみでの参加は、保護者の同意が必要。古本を正業としている方、破損している本、成人向けの本は不可。売れ残った本は必ずお持ち帰りください。)
▽申込み方法:来館、電話、E-mailで「よかたい図書館共同事業体」まで。
[来館] 総合図書館1階「総合案内」
[電話] 092(852)0600(総合図書館代表)
[E-mail] yokatai@tbknet.co.jp
4)◇クリスマスツリー及びイルミネーション装飾◇
今年もクリスマスツリーをエントランスに飾り、モニュメントや図書館入口にイルミネーションを装飾します。図書館もクリスマスムードに変身です。
▽期間:12月1日(土)~24日(月・祝)
5)◇クリスマスオーナメント募金◇
ツリー横の手作りオーナメントを、お好きな場所に飾って下さい。お気持ちを募金箱に入れて頂いて、よかたい手作りしおりをお持ち帰りください。(オーナメントの収益金は全額朝倉市図書館の支援金として寄贈)
▽期間:12月8日(土)~24日(月・祝)
6)◇冬フェスタ◇
▽日時:12月23日(日)10:00~
★物産展★
中津市山国町と、糸島賀茂グリーンファームの物産展を行います。お正月準備に向けて、美味しいお餅などの販売を行います。(なくなり次第終了)売上の一部は朝倉市図書館の支援金として寄贈。
★氷細工実演★
氷彫刻世界大会優勝(2010、2015年)に輝いた氷細工職人、秦武日児氏をお迎えして、氷細工の実演を披露します。ノコギリ・カンナ・チェーンソーなどを使い、四角い氷の塊から色んな造作物にしあがる様子は感動的です。
▽場所:イベント広場
▽時間:実演12:30~13:00 展示13:00~18:00
★子ども向けイベント★
優しいサンタクロースが、子ども達へプレゼントを持ってきてくれます!プレゼントはなくなり次第終了。
▽時間:10:30~15:30(6回エントランスに登場)
★あそびの館 昆虫作成コーナー★
自然の草木やPPバンドをくるくる丸めたり、折ったり曲げたりして、バッタやかたつむりなどの昆虫を作ります。遊びの館の牛尾さんが分かりやすく教えてくれます。親子でお楽しみください!
▽時間:10:30~15:00
★音楽の夕べ★
前半は、バンブーギター演奏です。バンブーギターは八女市の孟宗竹で作られたギターです。夕暮れのひと時、ギターの音色が優しく響きます。
後半は、百道浜校区自治会員ジョイフル&ロイヤルホストによるゴスペル合唱です。クリスマスメドレーを披露していただきます。様々な歌声をお楽しみください。
▽時間:バンブーギター演奏16:40~17:25ゴスペル合唱17:35~18:10
★中庭 ランタン照明装飾★
色とりどりのランタン照明で中庭を装飾します。
▽場所:総合図書館1階「中庭」
▽時間:17:00~18:30
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
1年間大変お世話になりました。総合図書館は28日(金)から新年4日(金)まで休館させていただきます。
また、来月お会いしましょう。(も)
次号は、1月5日(土)に配信予定です。
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【お問い合わせ先】
library-unei.BES@city.fukuoka.lg.jp
担当:西山(メルマガ担当)
【総合図書館ホームページ】
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