〒814-0001 福岡市早良区百道浜3-7-1
TEL:092-852-0600(代表)

文字サイズ
小
中
大
検索
2019年01月31日

福岡市総合図書館メールマガジン(2019年2月号)

福岡市総合図書館
メールマガジン(2019年2月号)
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
こんにちは。ももち浜子です。 
2月4日は立春。梅の花もほころび春はもうすぐですね。
それでは、今月も旬な情報をお届けします。
∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝
《もくじ》
1.図書館おでかけガイド【軒丸瓦】
2.イチオシ情報
(1)今月の一冊『明日へ 童謡誕生100年記念誌』
(2)文学&文書
1) 赤煉瓦夜話 第79夜
2) 郷土資料展示「明治時代の福岡」
(3)2月のシネラ「スウェーデン映画への招待」
(4)お楽しみイベント
1)桃の節句祭「ひな祭り」
2)さよならPepperお別れかるた遊び&ジャンケンポン大会
∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝
1.図書館おでかけガイド
【軒丸瓦】(のきまるがわら)
 総合図書館の郷土・特別資料室の入り口近くに「書」文字を刻んだ軒丸瓦を展示しています。
 明治35年10月に出雲大社福岡分院(現在の中央区大手門付近)の境内で開館した私立福岡図書館の瓦です。ここが福岡県に図書館の灯を点じたと言われ、最盛時の蔵書は7万冊を超えたそうです。
∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝
2.イチオシ情報
(1)◆今月の一冊◆
『明日へ 童謡誕生100年記念誌』
日本童謡協会/編 日本童謡協会 2018年4月出版
昨年は童話と童謡が創作された雑誌「赤い鳥」の創刊100年であることから、童謡が誕生してから100年にあたる年で、童謡について書かれた本が多く出版されました。
 その中から一冊ご紹介します。この本は、日本童謡協会が童謡の誕生から100年のあゆみを編んだものです。わらべうたや唱歌とともに童謡について詳細に触れられています。
 また、福岡にゆかりの深い北原白秋の童謡の詩人としての活躍についての記述も散見され、白秋が童謡へも大きな影響を与えていたことがあらためて感じられます。
 日本童謡協会についてのデータ集という面もあるので、コアな情報を求めて利用する方にしか手にとられない傾向のある本ですが、童謡の歴史年表、また、やなせたかし氏や中田喜直氏など童謡に深くかかわった方についての紹介、全国童謡歌唱コンクール受賞者一覧などは、一般的な童謡ファンにとっても楽しめる本になっています。
******************************
(2)◆文学&文書◆(ぶんぶん)
1)◇赤煉瓦夜話◇第79夜
「本の行く末」
▽講師:田村明美(梓書院代表取締役会長・作家)
▽日時:2月21日(木)18:30~20:00
▽会場:福岡市文学館(福岡市赤煉瓦文化館1階)中央区天神1-15-30
▽定員:50名(事前申込みが必要・定員を超えた場合は抽選)*申込締切:2月11日(月)必着
[申込み方法など詳しくはこちらへ]
http://toshokan.city.fukuoka.lg.jp/events/detail/1563
2)◇郷土資料展示◇
「明治時代の福岡」
 総合図書館2階、新聞コーナー奥の郷土・特別資料室のカウンター前にて、明治時代の福岡について書いた本を紹介しています。
 150年という時間のへだたりは、私たちが想像できることもあれば、想像もつかないこともあります。平成という時代が終わろうとしている今、明治という時代を改めて見つめてください。
▽会期:~2月27日(水)
▽会場:総合図書館2階「郷土・特別資料室」
******************************
(3)◆2月のシネラ◆
◇日本とスウェーデン外交関係樹立150周年を記念した「スウェーデン映画への招待」◇
 国立映画アーカイブ、福岡市総合図書館、映像ホール・シネラ実行委員会、スウェーデン映画協会が主催者となって、日本初公開作品を含む戦後のスウェーデン映画の名作を特集します。(「女の顔」のみ戦前)
 今回、スウェーデンを代表する女優とドキュメンタリー作家が出演あるいは監督した、短編から長編までのスウェーデン映画を1上映回分にとりまとめて、それぞれの「選集」として上映します。
◆先ずは、銀幕の名花「イングリッド・バーグマン選集」。上映する作品はバーグマンのスウェーデン時代の代表作「女の顔」、故国に戻ったバーグマンが人々に温かく迎えられる様子を描く「イングリッド・バーグマン、バーンスにて」、同じく貴重な記録映画「ロッセリーニ家とのひととき」、そしてモーパッサンの同名短編を映画化した「首飾り」です。
◆次に、スウェーデンを代表するドキュメンタリー作家アーネ・スックスドルフの「選集」では、全て自身の監督脚本作品である「くちばし」「街の人たち」「出立」「幸せは遠い雲の下に」を上映します。
 その他の上映作品を紹介します。
■当時大ヒットとなった恋愛映画。人間を温かく迎え入れると同時に激しく敵対する自然描写は、スウェーデン映画ならではの魅力に満ちている「露は溢れ雨は落つ」。
■ソ連映画に強い影響を受けた、左翼映画作家E・H・ファウストマンの代表作。「見知らぬ港」。
■17歳で身ごもってしまった娘の転落が、「この世は地獄である」という全篇を貫く主題を通奏低音として、悪夢のように展開していく「牢獄」。
■ベルイマン作品などで知られるE・ダールベックが、強く美しい女性を熱演する「母というだけ」。
■堅実な銀行頭取が美しいダンサーの娘と出会って恋に落ち、オペラ歌手として第二の人生に目覚めてゆくミュージカル「ミス・エイプリル」。
■美しい自然と性的な自由さというスウェーデン映画のイメージを思い起こすが、実は旧道徳に縛られた農村社会と、愛と自由を求める若者たちとの熾烈な世代間闘争のドラマ。ベルリン国際映画祭金熊賞受賞作である「春の悶え」。
■困窮したサーカス団長が受ける「屈辱」を正面から見据えた辛辣な演出にあって、アンナを演じるH・アンデションの艶かしい魅力が光る「道化師の夜」。
■1960年代以降のスウェーデン映画を牽引する一人、ヤーン・トロエルの長篇デビュー作。少年の成長を描きながら広い世界へ突き抜け、唯一無二の詩情をまとう決定的代表作となった「ここにあなたの人生がある」。
■人気児童文学作家M・グリーペの小説を映画化した児童映画。友だちのいない少年が、奔放で型にはまらない少年と出会い仲良くなる「天使のともしび」。
■パートナーとの関係にそれぞれ問題を抱える女優三人が、女性の権利獲得をめぐる困難に直面する。現実と非現実が入り交じる大胆な形式で表現された過激な風刺性は、当時の批評家と観客の反感を買ったが、現在ではスウェーデン映画ベストにもしばしば挙げられる「ガールズ」。
■おおむね「シネマ・ヴェリテ」のスタイルをとるこの映画は、若者たちの享楽的生態を活写しつつ、福祉国家からこぼれ落ちてしまう社会層の存在をも浮かび上がらせていく「俺たちはモッズと呼ばれる」。
■「モッズ」ドキュメンタリー3部作の第2作。前作から約10年が過ぎて、前作の映像をたびたび挿入して現在と重ね合わせ、時間の経過と社会の荒廃を表現する編集にも注目されるべき「まともな人生」。
■『散歩する惑星』、『さよなら、人類』などで知られるR・アンダーソン監督が26歳で発表し、ベルリン国際映画祭で4賞を受賞、本国でも大ヒットを記録したデビュー作「スウェーディッシュ・ラブ・ストーリー」。
■世界中で知られる警察小説シリーズの映画化。残虐な殺人事件の犯人を、ストックホルム警察殺人課の刑事たちが追っていく。当時のスウェーデンで記録的なヒットとなった「刑事マルティン・ベック」。
■「芸術とは真実を伝える嘘である」というピカソの言葉を冒頭に置き、ピカソの生涯を語るかのように見せかけて、奔放かつナンセンスな世界が展開する「ピカソの冒険」。
■気球での北極点到達を試みて遭難死した、サーロモン・アウグスト・アンドレーの野望と挫折を描く。「アンドレーの北極気球探検行」。
 また、2月27日(水)からは次の特集「アーカイヴ・コレクションPart12 60’s~70’s日本の前衛映画特集」が始まります。
 60~70年代に製作されて、昨今、海外から再評価されている日本の前衛映画作品を、デジタル復元版で上映します。2月27日(水)に上映するのは、「クレイジー・ラブ」と「略称 連続射殺魔」です。なお、3月1日以降の上映作品は、次号にて紹介します。
■当時活躍した前衛美術家、音楽家、舞踏家たちがこぞって参加した1968年当時の若者文化の最先端が表現されている「クレイジー・ラブ」。監督の岡部道男は、現在小説家としても活動している。
■1968年に起きた永山則夫による連続射殺事件。それに衝撃を受けた監督が、事件の直後に製作したドキュメンタリー。しかしインタビューもなければ、永山本人の映像すらない。映画は犯人が見たであろう風景のみをひたすら映し出してゆく「略称 連続射殺魔」。風景映画の傑作。
[詳しくはこちらへ](外部サイト)
http://www.cinela.com/
******************************
(4)◆お楽しみイベント◆
*会場はすべてエントランスホール。参加無料。
1)◇桃の節句祭「ひな祭り」◇
 小さなお子様からお年寄りまで自由に参加していただき、ひな人形を作ります。
 材料は準備していますので、のりで貼ったり、顔を描いたりして制作を楽しんでくださいね。出来上がったひな人形は、エントランスに設置しているひな壇に飾ります。 
 装飾期間(3月15日15:00まで)終了後、作ったひな人形はお持ち帰りできます。3月末日まで3階事務所にて保管いたします。
▽日時:2月17日(日)10:30~15:00
▽定員:100組(お内裏様・お雛様で1組)先着順※申込不要
 参加された方には甘酒の無料引換券を配布します。1階レストラン「マルキーズ」(11:00~17:00)にてお召し上がりください。
 また、お内裏様の顔出しパネルも設置いたします。パネル周辺には季節の花も飾りますので、記念撮影をどうぞ!
2)◇さよならPepperお別れかるた遊び&ジャンケンポン大会◇
 みんなの人気者Pepperが、2月24日(日)を最後にお別れいたします。今までたくさんかわいがってくださってありがとうございました!
 なお、キャラクターのぬり絵コーナーも同時開催いたします。
▽日時:2月24日(日)10:30~15:00 ※申し込み不要
∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝
 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
 また、来月お会いしましょう。(も)
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
*本メールは送信専用サーバーから送信していますので、ご返信いただけません。
【お問い合わせ先】
library-unei.BES@city.fukuoka.lg.jp
担当:西山(メルマガ担当)
【総合図書館ホームページ】
http://toshokan.city.fukuoka.lg.jp/
【メルマガの登録解除はこちらへ】https://ssl.city.fukuoka.lg.jp/toshokan/magazine_users/unregist

このページの先頭へ