新型コロナウイルス感染症は、わたしたちの生活や社会の姿を大きく変えようとしています。
これまで、人々は疫病とどのように向き合ってきたのでしょうか。
「疫病をおさえる」をテーマに,さまざまな角度から調べてみました。
☆妖怪「アマビエ」
すっかり有名になった、その絵姿で疫病を終息させるという妖怪アマビエ。
国立国会図書館レファレンス協同データベースに詳しい出典が登録されています。
☆博多の祭り「博多祇園山笠」
博多祇園山笠の起源は、聖一国師が仁治2(1241)年、疫病除去のため施餓鬼棚に乗って祈祷水(甘露水)をまいたのが始まりという説があります。
今年の山笠の開催は見送りとなりましたが、来年の山笠を楽しみに、コロナウイルスを乗り越えていきましょう。
☆ 田川の祭り「川渡り神幸祭」
福岡県田川市にも、永禄年間(1558年~1570年)に始まったといわれる疫病の終息を祈願するお祭りがあります。
今年はコロナ感染拡大防止のために、残念ながら中止となりました。
☆疫病と踊り
盆踊り、念仏踊り、稲虫を払う踊り、そして疫病退散の踊りについての考察です。
☆除疫神「牛頭天王」
京都の八坂神社の祭神、牛頭天王(ごずてんのう)は、除疫神として知られています。
デジタル資料で縁起を閲覧することができます。
☆バリ島の山車「オゴオゴ」
インドネシアのバリ島の風習です。悪霊をかたどった人形の山車“オゴオゴ”をかついで行列した後、オゴオゴを燃やします。
生活の中で悪霊が影響を及ぼす事を清める為に行われます。
☆東アジアの端午
中国、韓国、日本の端午に関する神奈川大学日本常民文化研究所の論文です。
菖蒲やよもぎは病魔をさける意味合いがあったとする箇所があります。
☆台湾の祭り「東港迎王平安祭」
台湾にも疫病退散のお祭りがあります。