平戸市にある生月(いきつき)島(現、長崎県平戸市生月町)に、かつて益冨(ますとみ)組という巨大な鯨組が存在しました。「鯨組」とは、捕鯨業を営む集団のことです。生月島を拠点とする益冨組は、近世中期から明治初期に至るまで鯨組の経営を行いました。益冨資料とは、益冨家に伝来した資料群です。内容は、益冨組が営んでいた捕鯨業に関わる資料群がその大半を占めています。益冨組は福岡藩とも鯨商品の取引を通じて密接な関係を築いていました。本資料は、益冨組が福岡藩へ虫害予防のための鯨油を納品していたことを記録したものです。
本資料は、当館2階の文書資料室にてマイクロフィルムにより閲覧して頂くことができます。
→本資料の出版物掲載など、詳しい利用方法はこちら
http://toshokan.city.fukuoka.lg.jp/materials/old_datarooml/