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〒814-0001
福岡市早良区百道浜3-7-1
福岡市総合図書館文学・文書課 福岡市文学館担当
TEL 092-852-0606
FAX 092-852-0609
『まなざしと記憶―宇野浩二の文学風景』
企画展開催期間 令和5年1月13日(金)~2月26日(日)
A5判 48p 定価1,000円
送料210円(スマートレター)
「宇野浩二文庫」収蔵の写真から、初公開となる宇野自身が撮影した大正期の写真を収録。
作家のまなざしを記録した写真群は、文学史上の人々の素顔や、大正期の失われた風景を捉えており貴重。
写真資料のほか、芥川龍之介との友情を物語るゴーゴリの半身像ほか初公開資料の図版も満載です。
初公開人物ポートレイト : 大杉栄、加能作次郎、久米正雄、小林せい子、里見弴、澤田正二郎、田山花袋、近松秋江、直木三十五、永見徳太郎、矢野橋村ほか。
◇郵送販売のお知らせ◇
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3.代金の振込があったことを文学館で確認できましたら、お品物を発送させていただきます。
*福岡市総合図書館1階ギャラリー会場および3階事務室でも販売します。
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【お問い合わせ】
〒814-0001福岡市早良区百道浜3-7-1
福岡市総合図書館文学・映像課 福岡市文学館担当
電話:092-852-0606 FAX:092-852-0609
メール:bungakukan@city.fukuoka.lg.jp
『ミステリーの女王 夏樹静子と福岡』
A5判 176p 定価1,540円(本体価格1,400円+税)
送料210円(スマートレター) 重さ360グラム(梱包材含)
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博多、糸島、中洲――。
ミステリーの女王は、福岡の街に美しい罠<トリック>を仕掛けていた。1970~80年代の福岡の風景や作家の筆跡をたどりながら、夏樹静子を今読み解く。
「Wの悲劇」や「蒸発」などで知られる推理作家・夏樹静子(1938~2016)。福岡でデビューし、この街に暮らし、等身大のリアルな女性の生き方を社会派ミステリーの中に鮮やかに描写してきた。作家が生きた時代と作品を伝える決定版。
作家の書斎や愛用品を写したグラビアや、作品に描かれた当時の福岡の風景写真は貴重。作品解説や作家の年譜、短編小説も収録している。研究家や編集者、親交のあった人物たちが語る作家の功績や人物像は必読。今、ミステリーの女王が蘇る。
【目次】
随筆 夏樹静子「福岡を、愛する。」
「刊行に寄せて 真摯の人―夏樹静子、その多彩な作品の原点に迫る」山前 譲
第1章 夏樹静子が歩いた街
夏樹作品の中の福岡 二沓ようこ
博多駅/中洲/糸島/福岡空港/天神/城内~六本松/千代~馬出~箱崎
夏樹作品と福岡MAP
若久~野間大池/西新~藤崎/室見~姪浜/西戸崎~志賀島
第2章 写真で振り返る 夏樹静子クロニクル
作家を夢見て/作家・夏樹静子の誕生/ベストセラーへの道/
次なる飛躍―海外翻訳/困難を越えて/新たな挑戦/ミステリーの女王
岡本より子さん聞き書き「先生との出会いは、百貨店のYシャツ売り場」
ゆかりの地
深野治さんインタビュー「 「夏樹静子」がデビューした福岡時代」
「エラリー・クイーンの俳句」二沓ようこ
短編 夏樹静子「見知らぬ敵」
随筆 夏樹静子「私の推理小説作法(抄)」
第3章 夏樹静子と女たち
「夏樹ミステリー×現代女性史」二沓ようこ・挿画 大嶋さち子
「夏樹静子〈母と子〉の物語を読む―『蒸発』」二沓ようこ
第4章 夏樹静子を語る
「「日本のクリスティ」の文業と功績」郷原 宏
「心優しきミステリー作家の素顔 岡崎正隆
「「椅子がこわい」の献辞は、宝物(マイ・トレジャー)」平木英人
「戦後推理小説史における夏樹静子の作家的位置と国際性」権田萬治
謝辞
資料篇
夏樹静子著作目録
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「草紅葉―久保猪之吉とより江」
企画展開催季刊 令和元年11月8日(金)~12月15日(日)
B5判 80p 定価1,000円
送料 215円(ゆうメール) 重さ178グラム
今まで知られていなかった久保猪之吉・より江夫妻の文学活動を紹介。
若き日の二人の短歌、交流のあった人物、来福してからの久保夫妻の俳句活動について詳細に解説。
巻末の資料編では、幻の雑誌「あまびこ」(明37~38)、「エニグマ」(大2.2~大4.1)で発表された
久保夫妻の作品抄と久保猪之吉著作リストを収録。
また、久保より江を主人公とした『漱石センセと私』(潮出版社)の著者、出久根達郎氏による特別寄稿を収録。
ごあいさつ
[特別寄稿]「小説の中の久保夫妻」出久根達郎
第一章 久保猪之吉 歌への道
「ドクトル・ヘン(小さな賢者)」の誕生―福島時代から上京、帝国大学時代まで/
「久保猪之吉と近角常観」岩田文昭/「久保猪之吉の佐渡紀行」三宅正隆/
いかづち会の誕生―黒雲おこり雷霆(らいてい)殷々たり/
「久保猪之吉・より江の短歌 願ひ皆足る」恒成美代子/
「久保猪之吉―その歌壇における足跡」有川知津子
第二章 久保より江 花開く女(ひと)
久保より江の青春―松山から東京、猪之吉との出会い/
「久保猪之吉・より江と夏目漱石」原武 哲/コラム「猪之吉と蝶」
第三章 福岡へ
福岡文壇事情―明治から昭和初期へ/ともに詠む―夫妻における短歌から俳句へ/
「正誤の完全は望まれない。いづれ時機をえて訂正するより外はあるまい。」―久保猪之吉における校正と編集態度/
謎という謎―久保夫妻と文芸雑誌/コラム「猪之吉、富士山に登る」
第四章 交流のあった人物
命あらば月にまた来む―落合直文と猪之吉/服部躬治(もとはる)と水野仙子(せんこ)/
櫛巻の女―泉鏡花と小村雪岱(こむらせったい)/
「天の川」に流れる二つの綺羅星―清原拐童(かいどう)・竹下しづの女(じょ)/
詩の女―柳原白蓮とより江/長塚節(たかし)とベゴニヤ/倉田百三と神田晴子
資料編1作品抄 雑誌「あまびこ」「エニグマ」より
資料編2久保猪之吉著作リスト
四六版 並製 245頁 定価 1,650円(本体1,500円+税)
重さ307g(梱包料含) 送料310円(ゆうメール)
2019年3月発行
発行:福岡市文学館 販売:花書院
耳鼻咽喉科の医学者であり、歌人、俳人の久保猪之吉とより江夫妻の短歌、俳句、評論、小品を収録した作品集を刊行しました。
目次
Ⅰ久保猪之吉
短歌(「いかづち会」・「明星」・「心の華」)
俳句(『春潮集』)
詩(「明星」「心の華」)
評論・小品(「心の華」・「外国船」他)
短歌の運命/再び短歌の運命に就きて/校正といふこと/外国船
国境/忘れ物/魚鯁(ぎょこう)
Ⅱ久保より江
短歌(「明星」・「心の華」・『嫁ぬすみ』・『より江句文集』他)
俳句(『より江句文集』)
小品(『嫁ぬすみ』・『より江句文集』・「四三会誌」)
紫羅欄(あらせいとう)の花(日記)/ベゴニヤと秋海棠(しゅうかいどう)
黄薔薇(消息)/蔦の実時雨/蔦紅葉/同行二人
Ⅲ資料編
資料紹介
久保猪之吉・より江年譜
【解説】「草紅葉」―福岡における久保夫妻 神谷優子
参考文献
初出一覧
■久保猪之吉(くぼ いのきち)
1874(明7)年12月26日~1939(昭14)年11月12日 福島県生まれ。第一高等学校時代、短歌結社浅香社を主宰した落合直文に師事。のち自ら「いかづち会」を結成し、当時の歌界に革新的な提言を唱えた。帝国大学耳鼻咽喉科を卒業後、官費留学を経て、京都帝国大学福岡医科大学(九州帝国大学)に赴任。医学の業績を重ねながら福岡の地で文化サロンを作り、柳原白蓮など多くの文化人たちと交流を重ねた。主な著作に句集『春潮集』、作品集「外国船」。
■久保より江(くぼ よりえ)
1884(明17)年9月17日~1941(昭16)年5月11日 愛媛県生まれ。
幼少の頃より正岡子規や夏目漱石との交流を持ち、その才を認められる。明治36年久保猪之吉と結婚し来福。情緒豊かな短歌、俳句を詠み、また小品の名手としても知られた。主な著作に作品集『嫁ぬすみ』、『より江句文集』。
平成31年度福岡市文学館企画展
「青春の光芒―矢山哲治と文芸雑誌「こをろ」 」
企画展開催期間:平成30年11月9日(金曜日)~12月16日(日曜日)
A5判 96ページ 定価1,000円
送料180円(スマートレター) 重さ167g(梱包料含)
昭和14年から19年にかけて福岡で二十代の若者たちによって発行された伝説の文芸雑誌「こをろ」。
グループの中心的な存在であった夭逝の詩人・矢山哲治と、戦時下の困難な時代を駆け抜けた若者たちの青春群像を紹介。
「こをろ」本誌や批評覧プリント「こをろ通信」。
立原道造から「長崎紀行」の旅の途上贈られた絵葉書や矢山から同人に宛てて送られたおびただしい書簡、矢山の遺筆ノート、
島尾敏雄のこをろ時代の原稿などを貴重な資料図版を掲載。
福岡市文学館選書5「矢山哲治―詩と死―」
四六判 並製 336ページ
定価 1,760円(本体1,600円+税)
ISBN 978-4-86385-306-5 C0092
装幀 宮島亜紀/装画 佐藤ゆかり
制作・発売 書肆侃侃房 送料310円(ゆうメール)
美しいひとは。自分で奪はれていつたのだ。
すべての日の終りに。始めに。(詩集『柩』)
昭和18年、24歳の若き詩人は、西鉄大牟田線薬院―平尾間の無人踏切で、謎の死を遂げた…。
戦時下の福岡で発行された伝説の文芸雑誌「こをろ」の中心的存在だった詩人が駆け抜けた詩的
なる魂の記録。
矢山哲治が生前残した3冊の詩集『くんしやう』『友達』『柩』ほか未完詩篇や随筆、小説などの創作と「こをろ」同人による随想を収録。
目次
Ⅰ詩 詩集『くんしやう』 詩集『友達』 詩集『柩』 未刊詩篇
Ⅱ小説 「十二月」
Ⅲエッセイ・雑記
花がたみ 母音の鈴 過失抒情 詩人の死 立原道造のこと
手紙(岸田國士・横光利一・太宰治について) 友達 私信―こをろを読んで下さる方に
火野先生 栞草
Ⅳ同人随想
光の薪 眞鍋呉夫
矢山哲治の死 島尾敏雄
矢山全集に寄せて 那珂太郎
「こをろ」と私抄(「西日本新聞」連載「こをろ」と私」より)
「こをろ」と私(2) 鳥井平一/「こをろ」と私(4) 一丸章/「こをろ」と私(5) 阿川弘之
「こをろ」と私(6) 星加輝光/「こをろ」と私(9) 千々和久彌/「こをろ」と私(10) 小島直記
「こをろ」と私(12) 松原一枝
戦争とある文学グループの歴史 小山俊一
【解説】 「こをろ」と矢山哲治 近藤洋太(詩人・文芸評論家)
【資料篇】 初出一覧/矢山哲治・こをろ主要参考文献
●矢山哲治(ややま・てつじ)プロフィール
大正7.4.28-昭和18.1.29
詩人。福岡市中石堂町生まれ。福岡県立中学修猷館から旧制福岡高等学校理科甲類、九州帝国大学農学部に進学。
昭和14年、文芸雑誌「こをろ」を創刊。18年に西鉄大牟田線の無人踏切で轢死。享年24。 詩集に『くんしやう』『友達』『柩』がある。
●文芸雑誌「こをろ」(創刊号から3号まで「こおろ」)
昭和14年10月創刊~昭和19年4月終刊。(全14号)誌名は、「古事記」の国産み神話の音「こをろこをろ」に由来する。
主な同人に、眞鍋呉夫、島尾敏雄、阿川弘之、一丸章、小島直記、那珂太郎らがいる。
平成29年度福岡市文学館企画展「上野英信 闇の声をきざむ」
企画展開催期間:平成29年11月10日(金曜日)~12月17日(日曜日)
変形判200mm×200mm 132p 定価1,000円
送料310円(ゆうメール) 重さ276g(梱包料含) ※2冊以上の場合は、360円(ゆうメール)
英信作品を時代ごとに多角的に分析。原稿や絶筆メモなど貴重な資料図版のほか、
巻末に、英信の作品のあとがき(一部作品のみ)や年譜、作品一覧、別冊で編著書一覧を収録した充実の1冊。
はじめに
第一章 下放する
生涯を貫く下放のはじまり/『労働芸術』『地下戦線』/初期物語群/
サークル運動 二人の坑夫の遺稿集/『せんぷりせんじが笑った!』
「『ひとくわぼり』/蝶のゆくえ」上野朱
第二章 記録文学者の誕生
記録者の覚悟――絵ばなしから記録文学へ/『追われゆく坑夫たち』/
『地の底の笑い話』/『サークル村』と、上野英信、森崎和江、石牟礼道子の〈闘争〉
第三章 地底からの通信
『日本陥没期』/『天皇陛下萬歳 爆弾三勇士序説』/『どきゅめんと筑豊』
『骨を嚙む』『火を掘る日日』/『近代民衆の記録2鉱夫』
第四章 追われゆく坑夫と共に
『廃鉱譜』/筑豊文庫/「筑豊文庫」を支え続け受け継ぐ人々/
『出ニッポン記』茶園梨加/『眉屋私記』松下博文/「上野英信と沖縄」三木健
第五章 弔旗をかかげて
[インタビュー]岡友幸さんに聞く『写真万葉録・筑豊』/「民衆の怨念の化身として」川原一之/「筑豊よ」、逝去、追悼。/「晴子さんのこと」樋脇由利子
作品/年譜/作品一覧
別冊編著書一覧
四六判 並製 256頁
定価 1,650円(本体1,500円+税)
ISBN 978-4-86656-000-7
2017年3月発行 送料310円(ゆうメール)
久保より江、杉田久女とともに女流俳句黄金時代をつくった竹下しづの女。
学生俳句の興隆に尽力しながらも若くして逝った竹下龍骨。
二人の残した俳句のすべて……。
高浜虚子に師事し、「短夜や乳ぜり泣く児を須可捨焉乎(すてつちまおか)」の一句で、女性で初めて俳誌「ホトトギス」の巻頭句を飾った竹下しづの女。「高等学校俳句連盟」(のち、学生俳句連盟)を結成し、機関誌「成層圏」を創刊。学生俳句の興隆に尽力したしづの女の長男・龍骨。本書では二人が残した俳句のほか、俳論や小品を紹介。また、巻末には「しづの女・龍骨年譜」「成層圏総目次」などしづの女研究には欠かせない基礎資料も収録した。
■竹下しづの女(タケシタ・シヅノジョ)
本名シヅノ。明治20(1887)年3月19日~昭和26(1951)年8月3日。 福岡県京都郡稗田村大字中川生まれ。福岡県女子師範学校卒業後、久保尋常小学校、稗田尋常小学校訓導を経て、小倉師範学校訓導となる。大正元(1912)年、水口伴蔵を養子に迎えて結婚。5人の子どもを得る。8年頃より俳句をはじめ、9年、「短夜や」の句で「ホトトギス」(8月号)の巻頭を飾る。昭和8(1933)年、夫が急逝したのちは、福岡県立図書館児童閲覧室係の出納手として働き始める。 俳句を中心とした活発な文学活動とともに、長男龍骨(本名吉信)らの「学生俳句連盟」の機関誌「成層圏」の指導者として、晩年は九大俳句の指導者として活躍した。竹下 龍骨
■竹下龍骨(タケシタ・リュウコツ)
本名吉信。大正3(1914)年10月20日~昭和20(1945)年8月6日。 竹下伴蔵・しづの女の長男として出生。幼少より俳句をはじめる。旧制福岡高等学校文科独類を経て、九州帝国大学農学部林学科卒業。後、同学部研究室副手となる。後、大学院に進学。高等学校在籍中に、「高等学校俳句連盟」(のちの学生俳句連盟)の設立を企画し、12年、機関誌「成層圏」を創刊。16年5月まで15冊を刊行する。学生俳句連盟の活動は全国に広がり、会員には金子兜太、瀬田貞二、矢山哲治らが参加した。
企画展開催期間 平成28年11月9日(木)~12月11日(日)
B5 66p(一部カラー) 定価1,000円(税込) 送料215円(ゆうメール) 重さ180g(梱包材含)
「短夜や乳ぜり啼く児を須可捨焉乎(すてつちまをか)」で俳句雑誌「ホトトギス」(大9・8)の巻頭を飾り、一躍俳壇に躍り出た、竹下しづの女(じょ)。
自分たちの俳句を創ろうと「高等学校俳句連盟(のち全国学生俳句連盟)」を設立したその息子・龍骨(りゅうこつ)。俳句連盟の活動は全国に広がり、機関誌「成層圏」には、金子兜太ら多くの学生たちが参加した。
旧俳壇に疑問を投げかけ、新しい俳句を生み出そうとした親子2人の生涯と、俳句を含む文学活動について紹介する1冊。貴重な直筆資料や写真を掲載。また「成層圏」会員だった金子兜太氏のインタビューも収録。
平成27年度福岡市文学館企画展「多くの音/声の饗宴―福岡の詩1945‐1965」
企画展開催期間 平成27年11月6日~12月13日
B5判(カラーあり) 60p 定価800円 送料215円(ゆうメール) 重さ153g(梱包材含)
福岡の現代詩を紹介した展覧会の記録集。
福岡における現代詩の歩みを、発行された個性豊かな詩誌を手掛かりに、誌面を飾った作品や詩集を紹介。安西均、川崎洋、那珂太郎らゆかりの詩人や福岡の女性詩人らの作品と解説も収録。