福岡市役所では、市政の業務を行うにあたり、たくさんの書類(公文書)が作られており、その内容に応じて、永年保存されるか、一定の期間保存された後に廃棄されています。
このうち、市民の暮らしに関わりが深く、歴史的・文化的に価値がある公文書(歴史的公文書)については、市民の知る権利を保障し、行政の説明責任を果たす重要な資料として、後世に伝えていくため、総合図書館に移管し、市民の皆様に閲覧利用していただけるように整理・保存を行っています。
・永年保存文書
完結後30年を経過したもの。(現に使用しているものなどを除く)
・有期限保存文書
保存期間が満了したもので、「福岡市公文書の収集に関する基準」により、
歴史的・文化的価値があり将来に残すべきと判断されたもの。
なお、次の資料については、閲覧を制限する場合があります。
・個人または法人の権利を侵害するおそれのあるもの
・整理中または、資料保存上、支障があるもの
・完結後30年を経過していないもの
・その他利用が適当でないと認められるもの
(1)場所
総合図書館 2階 文書資料室 (レファレンスカウンター4)
(2)閲覧方法
資料保存のため、原則として、歴史的公文書を撮影したマイクロフィルム(白黒)での
閲覧になります。
また、有料(コイン式)でマイクロフィルムを複写(コピー)することもできます。
(3)閲覧の手順
①閲覧を希望する歴史的公文書について、下記の「福岡市公文書資料目録」で
検索し、資料番号・文書名称等を確認してください。
資料のリールNoに★が記載された資料及び、リールNoの記載がない資料は、
内容の確認のため閲覧までに日数を要します。
検索の方法については、下記の「検索マニュアル」をご覧ください。
なお、検索は文書資料室のパソコンでも可能です。
また、資料が見つからないときなどは、文書資料室担当者にご相談ください。
②下記の「福岡市総合図書館文書資料マイクロフィルム閲覧票」に、ご住所・お名前・
資料番号・資料名称などをご記入の上、文書資料室担当者に提出してください。
なお、閲覧票は、文書資料室にも用意しています。
③閲覧可能な資料については、文書資料室担当者がマイクロフィルムをリーダー機器に
セットして操作方法をご説明しますので、ご自分で操作して閲覧してください。
総合図書館では、歴史的公文書の意義について市民の皆様にお伝えするため、
収集・整理した資料を活用した展示を行っています。
・場所 : 総合図書館 2階 文書資料室
・時期 : 国際アーカイブズの日(6月9日)にちなみ、毎年6月に開催
(これ以外の時期については、資料のコピーを展示しています。)
・歴史的公文書の閲覧について
文書資料室 (レファレンスカウンター4) (電話092-852-0629)
・歴史的公文書の制度について
文学・映像課 文書資料係 (電話092-852-0607)